操作メニューの 「詳細設定」 をクリックすると、詳細設定画面が表示されます。
設定を行う項目を入力した後に、「設定」 ボタンをクリックすると、内容は設定されます。 「キャンセル」 ボタンをクリックすると、内容は設定されません。
「同時ログインユーザ数設定」、「LDAPアドレス帳設定」の変更を反映するためには、CatchMe@MAILの再起動が必要になります。すぐに反映させる場合は、CatchMe@MAILの再起動を行ってください。(CatchMe@MAILの起動・停止・再起動 参照)
また、「1ユーザの最大使用可能ディスク容量の設定」、「送信メールサイズ設定」、「共通メールサーバ設定」は、設定を行った後にログインしたユーザから適用されます。
ログイン中のユーザに対しては、次回ログイン時に有効になります。
その他の設定は、設定ボタンがクリックされた時点で反映されます。
各種設定の説明を次に記述します。
・セッション監視
セッション監視はユーザがCatchMe@MAILへログインした状態で、指定した時間以上CatchMe@MAILにアクセスしなかった場合、自動的にログアウトするための機能です。
セッション監視を有効にしておくことで、ユーザの個人情報の漏洩を防ぐ効果があります。また、ログアウトせずにブラウザを終了してしまったユーザについても一定時間が経過するとログアウトされます。
「セッションの接続監視を行う」 にチェックがある場合、セッション監視機能が有効になります。チェックがない場合は、セッション監視機能は無効になります。インストール時の設定では有効になっています。
自動的にログアウトされるまでの時間は、「セッション有効時間」 で設定します。ユーザが最後にアクセスした時刻から、ここで設定した時間が経過した場合、自動的にログアウトされます。インストール時の設定では30分になっています。
このセッション監視機能は管理者アカウントに対しても有効です。
・KeepAlive設定
KeepAliveはクライアントからCatchMe@MAILに対して、クライアントがセッション使用中であることを定期的に通知するための機能です。
KeepAliveを有効にしておくことで、セッションの接続監視を行う場合でも、CatchMe@MAILの画面が表示されている間はセッションが自動的にログアウトされることはありません。
「KeepAliveを行う」 にチェックがある場合、KeepAliveが有効になります。チェックがない場合は、KeepAliveは無効になります。インストール時の設定では有効になっています。
KeepAliveを通知する時間間隔は、「時間間隔」 で設定します。時間間隔はセッション監視の 「セッション有効時間」 以上の時間を設定することはできません。インストール時の設定では15分になっています。
KeepAliveを有効とする画面を選択することもできます。「全画面」 を選択した場合はCatchMe@MAILの全ての画面表示時にKeepAliveを有効にします。「メール作成画面のみ」 を選択した場合はメール作成画面表示時のみKeepAliveを有効にします。インストール時の設定では全画面になっています。
・ディスク容量設定
ユーザがPOP3メールサーバから受信したメールを保存するため、ハードディスクの容量を大量に使用する可能性があります。
あらかじめユーザが使用可能なディスク容量を設定しておくことで、システムのディスク容量がオーバーしてしまうトラブルを回避することができます。
「システムの最大使用可能ディスク容量」 では、CatchMe@MAIL全体で使用可能なディスク容量を設定します。この設定値を使用して、システム管理画面では 「ディスク使用率」 が表示されます。(システム管理画面 参照)
ただし、CatchMe@MAILのディスク使用量がここで設定された値を超えた場合でも、ユーザのメール受信(POP3の場合)、送信メールの保存、およびドラフト保存が行えなくなることはありません。
ここで設定する値は、マシンのハードディスク容量を越えないようにしてください。
「1ユーザの最大使用可能ディスク容量」 では、1ユーザが使用可能なディスク容量を設定します。
ユーザのディスク使用量がここで設定された値を超えた場合、メール受信(POP3の場合)、送信メールの保存、およびドラフト保存が行えなくなります。メール受信時にディスク容量がオーバーした場合は、「サーバからメールを削除する」の指定は無視され、メールサーバからメールが削除されることはありません。
2047MBまでの値を設定することができます。予防のためにユーザは定期的にメールを整理する必要があります。
「ユーザアカウント管理」 から各ユーザが使用しているハードディスク容量をチェックすることが可能です。(ユーザアカウント管理 参照)
ユーザの設定にある 「ログアウト時にごみ箱を空にする」 を有効にすることで、設定されたディスク容量を越えることを防ぐことができます。(一般ユーザヘルプ−詳細設定 参照)
インストール時の設定では、「システムの最大使用可能ディスク容量」 は1000MB、「1ユーザの最大使用可能ディスク容量」 は100MBになっています。
・同時ログインユーザ数設定
CatchMe@MAILに同時にログインできるユーザ数を 「同時ログインユーザ数設定」 に設定します。
「同時ログインユーザ数を制限する」 にチェックがある場合、「同時ログイン可能なユーザ数」 で設定されている人数が同時にログイン可能です。
その値を超えてログインしようとしたユーザに対しては、エラーメッセージが表示されます。
チェックがない場合は、同時ログインユーザ数は制限されません。
「同時ログイン可能なユーザ数」 は、CatchMe@MAILの運用状況、インストールされているマシンのスペックなどを考慮して、適当な値を設定してください。
管理者アカウントでのログインは、同時ログインユーザ数にカウントされません。
「同時ログイン可能なユーザ数」は、必ず、1以上で設定してください。
・ログ採取
CatchMe@MAILのログ採取の設定を行います。CatchMe@MAILではインストールディレクトリの下の 「log」 ディレクトリに以下のログファイルが作成されます。
種類 |
ファイル名 |
内容 |
システムログ |
(0〜9)_System.log |
トラブル発生時の原因究明に使用するログが出力されます。 サポート窓口からの指示により設定してください。 |
アクセスログ |
(0〜9)_Access.log |
ユーザからの処理要求、処理に要した時間、同時ログインユーザ数などの情報が出力されます。
日付毎のログファイルとして出力することもできます。詳しくはシステム初期化ファイル説明書を参照してください。
|
イベントログ |
event.log |
CatchMe@MAILの起動/終了、送信サイズ制限オーバー発生時の情報などが出力されます。 |
エラーログ |
(0〜9)_Error.log |
CatchMe@MAIL運用中に発生したエラーに関する情報が出力されます。
日付毎のログファイルとして出力することもできます。詳しくはシステム初期化ファイル説明書を参照してください。
|
アウトプットログ |
(0〜9)_Output.log |
10分毎にシステムのデータが出力されます。 |
ユーザログ |
ユーザアカウント名_(0〜9).log |
ユーザの処理に関する情報が出力されます。 サポート窓口からの指示により設定してください。 |
送信ログ |
sendYYYYMMDD.log |
メール送信に関するログが出力されます。
|
受信ログ |
recvYYYYMMDD.log |
メール受信に関するログが出力されます。
|
管理者はシステム設定で「システムログ」 と 「アクセスログ」 の設定を変更できます。
「システムログ」 は、トラブル発生時の原因究明に使用しますので、サポート窓口からの指示により設定してください。通常はチェックをはずした状態で使用してください。インストール時の設定では、ログを採取しないになっています。
また、ユーザごとのログ採取機能もあります。より詳細なログが必要な場合は、ユーザログを採取していただく場合もあります。(ユーザアカウント管理−ユーザアカウントの編集 参照)
「アクセスログ」 には、ユーザから要求された処理、処理に要した時間、同時ログインユーザ数などの情報を出力します。CatchMe@MAILの使用状況調査のために使用できます。
インストール時の設定では、アクセスログを採取する設定になっています。
「送信ログ」 は、日付毎のファイルにメール送信に関する情報をCSVで出力します。設定方法はシステム初期化ファイル説明書を参照してください。
送信ログのフォーマットを以下に示します。
No. |
内容 |
詳細 |
1 |
送信日付 |
YYYYMMDDの形式で記載する |
2 |
送信時間 |
HH:MM:SSの形式で記載する |
3 |
ユーザ名 |
送信したユーザのCatchMe@MAILアカウントを記載する |
4 |
送信者アドレス |
メールの宛先(From)の内容を記載する エイリアスはデコードした内容を記載する
|
5 |
件名 |
デコードした内容を記載する |
6 |
宛先(To) |
メールの宛先(To)の内容を記載する >エイリアスはデコードした内容を記載する |
7 |
宛先(Cc) |
メールの宛先(Cc)の内容を記載する >エイリアスはデコードした内容を記載する
|
8 |
宛先(Bcc) |
メールの宛先(Bcc)の内容を記載する >エイリアスはデコードした内容を記載する
|
「受信ログ」 は、日付毎のファイルにメール受信に関する情報をCSVで出力します。設定方法はシステム初期化ファイル説明書を参照してください。
受信ログのフォーマットを以下に示します。
No. |
内容 |
詳細 |
1 |
受信日付 |
YYYYMMDDの形式で記載する |
2 |
受信時間 |
HH:MM:SSの形式で記載する |
3 |
ユーザ名 |
受信したユーザのCatchMe@MAILアカウントを記載する |
4 |
送信者アドレス |
メールの宛先(From)の内容を記載する エイリアスはデコードした内容を記載する
|
5 |
件名 |
デコードした内容を記載する |
6 |
宛先(To) |
メールの宛先(To)の内容を記載する >エイリアスはデコードした内容を記載する |
7 |
宛先(Cc) |
メールの宛先(Cc)の内容を記載する >エイリアスはデコードした内容を記載する
|
・送信メールサイズ設定
ユーザが送信可能なメールサイズを設定することができます。
「送信メールのサイズを制限する」 にチェックがある場合、「メールサイズ」 で設定されたサイズ以上のメールを送信しようとしたユーザに、警告メッセージが表示されます。
ここで、ユーザは送信メールを再編集するか、もしくはそのまま送信するかを選択することができます。ユーザがそのまま送信するを選択した場合、メールは送信され、イベントログに出力します。
・アドレス帳設定
共有アドレス帳のソート項目を設定することができます。
「共有アドレス帳をソートする」 にチェックがある場合、「ソート項目」 で選択された項目で共有アドレス帳がソート表示されます。ソート項目には「名前」 、「ドメイン」 、「備考」 があります。
「名前」 でソートする場合は、アドレス/グループの名前のUnicode順に表示されます。
「ドメイン」 でソートする場合は、メールアドレスのドメイン(@の右の部分)のUnicode順に表示されます。
「備考」 でソートする場合は、備考のUnicode順に表示されます。
・ローカルメール削除期限設定
ユーザがPOP3メールサーバから受信し、CatchMe@MAILのサーバ上に保存しているメール(ローカルメール)を、管理者が削除期限を設定して自動削除することができます。
「ローカルメールの自動削除を行う」 にチェックがある場合、登録されている全ユーザに対して、「ダウンロード後n日後に削除」 で設定された削除期限が経過しているローカルメールの自動削除を行います。削除期限は1〜99日の範囲内で設定することができます。また、削除されたメールは 「ごみ箱」 にも残されず、完全に削除されます。
削除の対象となるメールはロケーション 「Local」 の 「受信箱」、「ごみ箱」、およびユーザ定義のメールボックスに保存されているメールです。 「送信箱」、「送信エラー」、「ドラフト」 に保存されているメールは削除の対象になりません。
また、「マークの付いているメールは削除しない」 にチェックがある場合、マークが付いているメールは削除の対象になりません。
ローカルメールの自動削除は、日付変更時(0時)に行われます。自動削除処理中、ユーザはログインできません。
・ユーザ設定変更禁止設定
ユーザからのユーザ設定変更を禁止することができます。
禁止設定項目には、「パスワード設定」、「署名」、「詳細設定」、「メールサーバ設定」 、「メール振り分け設定」、「迷惑メール設定」があり、チェックを入れた項目についてはユーザからの設定変更はできなくなります。
クラスタリング環境でバージョンアップを行った場合、「迷惑メール設定」を禁止するにはLDAPサーバ側に設定が必要になります。Readmeを参照して設定を行ってください。
・携帯端末設定
携帯端末を使用する場合に設定を行います。
「Yahoo!ケータイからアクセスするホスト名」 は、Yahoo!ケータイ対応携帯電話を使用する場合に、URLに指定する外部参照の 「IPアドレス」 、または 「ホスト名」 を入力します。
この設定を行わなかった場合は、Yahoo!ケータイ対応携帯電話での動作は保証されません。
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