担当講義

1
年生

生命創薬科学研究概説
担当者: 岡田 信彦
薬学部における研究のおもしろさや研究の本質を知り、様々な分野での研究に興味を持つことができるようになるため、生命科学分野のノーベル賞受賞となった業績についての基礎知識とその領域における学問の発展過程を学習する。

2
年生

微生物学I
担当者: 岡田 信彦、羽田 健、三木 剛志、伊藤 雅洋、西山 啓太
微生物は、多種多様な生物の集まりであり、地球上の全ての環境中に存在し、物質循環など地球環境への関わりだけでなく、ヒトを含む多数の生物との関わりにおいても様々な役割を持つことが知られている。
例えば、微生物は、医薬領域や食品領域に利用される一方で、いろいろな病気(感染症)を引き起こす原因ともなる。微生物学Iでは、主に生物としての微生物について学習する。
主な内容は、
1)微生物を構成する特徴的な構造体、微生物の増殖様式
2)細菌に特有な遺伝形質の獲得現象(形質転換、接合伝達、形質導入)
3)ヒトに生息する微生物叢の役割
4)微生物を用いた生物検定
である。
微生物学II
担当者: 岡田 信彦、羽田 健、三木 剛志
微生物学IIでは、感染因子としての微生物の理解および公衆衛生学的な立場からの感染症を理解することを目的とする。
主な学習内容は、
1)感染症に関わる法律
2)感染症を病原体の感染経路別分類、感染症の発症機構、症状および予防・治療法
3)薬剤耐性菌による感染症
4)院内感染の発生要因、病原体、感染経路および感染対策
である。
病理学(分担)
担当者: 岡田 信彦
病理学では、身体の一般的な病的変化の定義、分類についての基本的な知識を修得し、その病的変化の様相、機序を解明することで、疾患の症候・経過の初歩的判断ができるようになることを目標とする。
分担する講義では、異物に対する免疫応答の一つである「炎症」についての基本的な知識について学習する。
病態評価学 (分担)
担当者: 岡田 信彦
身体機能全般に関わる調節機構の病的変化について大要を理解し、その原因病変および結果病変までをも視野にいれて、的確な薬物治療のありかたについて考えられるようになることを目標とする。
分担する講義では、「内分泌系の障害」について、主に障害に至る原因を病理形態学的および病態生理学的なアプローチから学習する。

3
年生

免疫学
担当者: 岡田 信彦、羽田 健、、三木 剛志
高等生物では、「自己」と「非自己」を認識し、「非自己」を排除するための様々な機能を持つ。 これらの免疫機能は「自己」を守るための生体防御機能として重要な生理機能の一つである。 免疫学では、ヒトの免疫系を中心に、免疫系器官と細胞、感染防御における自然免疫と獲得免疫の役割、獲得免疫におけるB 細胞とT細胞による免疫調節機構について学ぶ。
一方、免疫系における負の側面としての自己免疫応答による疾患(アレルギーおよび自己免疫病)について学習する。さらに、免疫学の臨床応用として、感染微生物の免疫学的な検出方法の基本原理についても学ぶ。
微生物学実習I
担当者: 羽田 健、三木 剛志、伊藤 雅洋、西山 啓太
微生物学実習では、微生物を取り扱うための基本技術、特に無菌操作法を修得することを目標とする。
実習には、ウイルス、細菌、真菌を用い、細菌の純培養、グラム染色、主な病原細菌の分離・同定、ウイルスの培養および定量、真菌の培養と形態観察など、を行う。
臨床生理学II(分担)
担当者: 岡田 信彦
臨床生理学IIは、様々な疾患における病態生理学的な思考能力・分析能力を身につけることを目的とする。
分担する講義は、「内分泌系の臨床生理」を担当し、内分泌系疾患の病態の特徴と診断に必要な検査法および検査結果の評価について学習する。

6
年生

先端微生物学特別講義
担当者: 岡田 信彦、羽田 健、三木 剛志、伊藤 雅洋、西山 啓太
病原細菌による感染現象を分子レベルで理解するために、病原細菌の病原性発現機構と感染に対する宿主応答について最新の知識を修得することを目標とする。
臨床病理学(分担)
担当者: 岡田 信彦
臨床病理学は、病理学、病態評価学、臨床生化学、臨床生理学等で得られた知見に重ねて、各検査の有する意義と原理に基づき、疾患の性格付けを行いつつ、疾患の理解を深め、診断のみならず治療の看視や予後の推定に役立てることができるようになることを目標とする。
分担する講義は、「病理組織細胞学」を担当し、病理組織切片の作製法と各種染色法および代表的な臓器・組織における疾患の組織診断法について学習する。

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