薬理学とは薬物が生体に対してどのような影響を与えて効果を発揮するのかを調べたり,薬物を用いて生体の機能を明らかにしたりする学問です.これまで薬理学の実験といえば,動物実験といわれ,丸ごとの動物や摘出臓器を用いた実験がほとんどでした.薬は人間や動物に対して用いられるものですから,丸ごとの動物を用いた実験の重要性は今も昔も変わりませんが,得られる情報に限界があるのも事実です.薬理学の世界でも,近年大きく進歩している分子生物学的な手法を取り入れることにより,丸ごとの動物や摘出臓器を用いた実験では解析できなかった細かな生命現象の解明を行うようになってきています.我々の研究室では研究室名が示すとおり,「遺伝子から個体(Gene から Whole Animal)まで」を標榜して,丸ごとの動物を用いた実験から遺伝子レベルの実験まで,あらゆる手技を用いた実験を精力的に行い,生命現象の神秘に迫るべく日夜努力しています.このホームページをご覧になって我々の研究内容に興味を持っていただければ,これに勝る喜びはありません.

分子薬理学教室

教授 中原 努

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