教育用配布パソコン(2006)

FAQ

Q: Windows Vistaにバージョンアップしたい

2007年1月30日に、MicrosoftからWindows XPにかわる新しいOSとして、Windows Vistaが発売されました。

すでに皆さんに配布したのと同じパソコンで動作検証を進めていますが、2008年5月20日現在の情報は以下の通りです。

  • Windows Vistaにはいろいろなバージョンがありますが、皆さんの使っているWindows XP Professionalからバージョンアップできるのは、Windows Vista BusinessとWindow Vista Ultimateの2種類です。それ以外のバージョン(HomeやHome Plemium)にバージョンアップすることはできません。
  • 以前、皆さんのPCに入っているウィルスチェックプログラムのウィルスバスター Corp. Editionは、Windows Vistaに対応していないと書きましたが、その後バージョンアップが行われ、現在では対応しています。
  • 現在、皆さんのPCに入っているRecord Now!(CD-R/RW作成ソフト)はWindows Vistaに対応していません。Vistaにバージョンアップした場合、Record Now!を使ったCD-R/RWへの書き込み(授業で習ったCD-Rを普通のディスクのように使うやり方も)ができなくなります。なお、Windows Vista自体にもCD-R/RW作成機能がありますので、授業で習ったやり方とは変わりますが、CD-R/RWを使用することは可能です。
  • Windows Vista Business、Windows Vista Ultimateを使用するためには、最低1GBのメモリが必要ですので、メモリの増設をする必要があります。(皆さんが使っているThinkPad Z60tで使用できるメモリは、DDR2 SDRAM  200Pin S.O.DIMMという種類です。512MBのメモリを追加すると、合計1GBになります。)
    なお、メモリを増設する場合には、パソコンのキーボード手前(タッチパッドのある部分)のカバーをはずす必要があります。自信のない人はお店で増設してもらって下さい。
  • Windows Vistaにバージョンアップする際には、15GB程度のディスクの空き領域が必要となります。標準設定では、バックアップが自動的に取られるため、通常空き容量は15GBより少なくなっているはずです。Windows Vistaをインストールする場合には、こちらを参照の上、バックアップファイルを削除して下さい。
  • Windows Vistaには、aeroというデスクトップ画面を三次元で表示する機能がありますが、この機能を有効にするには、パソコン側に高速な三次元描画機能が必要になります。皆さんに配布したThinkPad Z60tでは残念ながらaeroの機能を使うことはできません。
  • Windows Vistaにアップグレードすると、ハードディスクの空き容量が減ります。動画や音楽等の比較的ハードディスク容量を必要とすデータをパソコンで扱いたい場合には、Windows XPのままで使用した方がいいでしょう。

なお、Vistaにバージョンアップした場合の利点、問題点をあげておきます。

  • 今後発売されるPCと同じ操作法になる。
  • 画面表示に使用されるフォントが変更になり、読みやすくなる。
  • 一部のソフト、ハードが使えなくなる場合がある。(主なソフトについては近日中にバージョンアップが出ると思われるが、動かなくもの、バジョーンアップに費用がかかるものもあるでしょう。ハードウェアについては、Vistaでは使えないものも出てくるようです。)
  • VistaにするとPCが遅くなる。いろいろ機能が追加されているため、PCの動作が遅くなります。また、Windows XPは512MBのメモリで快適に動きましたが、Vistaの場合は1GBでは足りないかもしれません。

あわててVistaにバージョンアップする必要は特にないと思います。Windows Vistaを使ってみたい人は、インターネットなどで、自分の使っているソフトやハードがVistaに対応しているかどうかきちんと調べて、問題がないとわかってからバージョンアップして下さい。

これからの授業や実習でパソコンを使用する場合には、特にVistaにする必要はありません。


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