情報薬学部門(情報教育支援室)

Drug-likenessに関する研究

Drug-likenessの判定は、現在は主として機械学習により得られた判別モデルにより行われている。しかし、モデル作成に使用される学習セットには必ずしも理想的な正例、負例が使用されてはいない。

Drug-likenessはそもそも抽象的な概念であって、研究の初期には、経験豊富な医薬化学者の視認による判別が行われてきた。現在の機械学習による判別モデルも本来は、こうした化学者による判別を代替するものとしてスタートしたと思われるが、現在研究されている判別モデルの大部分は、化学者の視認によるモデルとは無関係に構築されている。

化学者の視認による判別には、判別者の知識・背景などによる個人差があると思われるが、残念ながら、医薬化学者によるdrug-likenessの判別結果についての統計的解析はほとんど行われていないのが現状である。

そこで我々は、医薬化学者によるdrug-likeness判定結果を収集し、その結果を統計的に解析する研究を行っている。


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drug-likeness判定に関するFAQ