発見してきた有望な化合物を新薬として世界に届ける

これまで北里研究所で17年、北里大学感染制御科学府で5年、北里大学薬学部で15年、微生物資源から創薬リード化合物の探索を行い、100種類以上の新規化合物を発見してきました。

アカデミアの研究者である私の研究ポリシーは「製薬企業がやらないことをやる」ということで、これまで製薬企業が撤退した天然物からの創薬にこだわってきました。

薬学部を定年退職後は、北里柴三郎の教えである 「基礎研究を社会に還元する」 という理念を実行するべく、これまで発見してきた化合物の中で、製薬企業の重点領域とは違うアンメットメディカルニーズの高い領域の新薬となりうる優れた化合物を創薬へと繋げるため本講座を開設いたしました。

近年、AMEDが主導となりアカデミア創薬の流れはより一層活発になっています。本講座では、製薬企業、北里大学、AMEDと連携した産学官連携講座を目指しています。