臨床薬学研究センターと臨床薬学部門の沿革


 

1964

北里大学に薬学部開設。臨床を意識した薬学教育の素地がつくられる。

1973

日本で初めて大学院修士課程に「臨床薬学特論」を開設。日本の薬学教育に臨床薬学が導入されるきっかけとなった。

1977

薬学部に「臨床薬学研究室(現:臨床薬学部門)」が開設され、学部での臨床薬学の専門教育がスタート。日本国内でも臨床薬学が注目され始める。

1986

北里大学病院・北里大学東病院の薬剤部長が薬学部専任教員となり、「病院薬局学教室」を開設。病院との連携が一層密接に。

1989

教職員の留学や研修の実績をもとに、ケンタッキー大学薬学部と国際学術交流協定を締結。91年からは同大学で大学院生の短期海外研修が始まる。

1990

学部3年次に「臨床薬学概論」を開講し、薬学部生が臨床薬学に関する専門教育を受けられる環境を整備。

1993

ケンタッキー大学薬学部教員が毎年、北里大学薬学部に来校するなど活発に交流。93年には東京で両大学の合同シンポジウムを開催。

1995

臨床薬学の総合的な教育・研究を担う「臨床薬学研究センター」が発足。「臨床薬学部門」と「医薬品情報部門 」の2部門を設置。

1996

保険薬局部門 」と「TDM部門 」を新設。

1997

薬剤師国家試験の出題内容が臨床薬学を重視する形で見直される。北里大学薬学部の合格率は全国でトップレベル。「病態解析部門 (臨床薬理学教室を改組)」と「中毒部門 (医薬品研究施設中毒部門を移設)」を包含。

1998

「病院薬局学教室」を改組して「病院薬局部門 」に。

1999

北里研究所病院の新病棟が完成。「臨床薬学研究センター」の臨床薬学部門を含む多くの部門が病院内に移設され、医療の現場と密着した教育・研究を行う環境が整う。「臨床統計部門 」を新設。

2003

文部科学省・平成15年度「特色ある大学教育支援プログラム」(第1回)に、“新時代の医療を担う薬剤師育成教育の実践”(申請担当者:小宮山 貴子−臨床薬学部門教授)選定される。



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