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担当講義・実習

担当講義

分析科学1(2年生前期、必修科目)

 到達目標(SBO): 日本薬局方収載の医薬品を始めとする様々な物質の試料中の濃度を正確に定量できるようになるために、各種分析法の基本的原理と操作法を修得する。
 主な内容: 容量分析法、光分析法、及び分離分析法に関する講義。容量分析法では、酸塩基平衡、キレート生成平衡、沈殿平衡、酸化還元平衡など、分析化学に密接に関連した化学平衡の概念を理解し、これら化学平衡の原理に基づいた、主に医薬品の容量分析(定量)法について説明できるようにする。光分析法では、医薬品をはじめとする化学物質が、ある特定の光を吸収あるいは発光する現象を利用して、その物質の化学構造を推定したり定量する方法について、その原理と実際を説明できるようにする。分離分析法ではクロマトグラフィーと連結して生体分子の詳細な情報を得ることのできる各種分析法の特徴と原理が説明できるようにする。

分析科学2(2年生後期、必修科目)

 到達目標(SBO): 日本薬局方収載の医薬品を始めとする様々な物質の化学構造を予測できるようになるために、各種機器分析法の基本的原理と操作法を修得する。
 主な内容: 機器分析法に関する講義。機器分析法では、電気泳動法、質量分析法、赤外吸収スペクトル分析法、ラマンスペクトル分析法、核磁気共鳴法、比旋光度測定法などの基礎的原理を理解し、これらの方法を用いて、主に医薬品の化学構造について説明できるようにする。

分析科学3(3年生前期、必修科目)

 到達目標(SBO): 日本薬局方収載の医薬品や生体関連物質の定性と定量が正確にできるようになるために、生物学的分析法の基本的原理と操作法、各種分析法の高度な応用例の原理と操作法および特徴を修得する。
 主な内容: 生物学的分析法および臨床分析法、構造解析法に関する講義。生物学的分析法では、免疫反応を用いた分析法と酵素を用いた分析法の原理と特徴を説明できるようにし、医薬品をはじめとする化学物質の定量法を説明できるようにする。また、遺伝子分析法や顕微分析法の原理と特徴を説明できるようにする。画像診断法では、超音波診断法などの物理学的診断法の原理と特徴を概説できるようにする。また、分析法バリデーシンや臨床分析における精度管理法と標準物質の意義を説明できるようにする。構造解析法では、代表的なスペクトル解析法を用いて、医薬品や低分子有機物質の化学構造を決定できるようにする。

文献購読ゼミ(3年生前期・後期、選択科目)

 到達目標(SBO): 研究を遂行する上で必要な基本的な知識及び態度を身につけるために、学術論文の読解を通じて薬学各分野の最先端の学術レベルに触れることにより、1)学術論文を読みこなす言語力、2)要約を作成して発表するプレゼンテーションの技法、3)論理的な思考法、4)論文を批判的に読む態度、5)問題発見・解決能力、を涵養する。
担当実習

化学系実習 定量分析実習(2年生前期、必修科目)

 到達目標(SBO): 試料中に存在する物質の種類および量(濃度)を正確に知り、日本薬局方収載の代表的な医薬品および生体関連化合物の定性・定量が実施できるようになるために、各種の分離・分析に用いる試薬調製法や器具・機器の操作法などの基本的技能を修得する。
 実習内容: 容量分析法と機器分析法のうち、主なもの(滴定法、紫外可視吸光度法、液体クロマトグラフ法)を取り上げ、実習を行う。