HOME > 長期実務実習

薬剤部基礎実習は，オリエンテーション1日，調剤1日，薬品管理1日，DI1日，製剤1日，注射混合1日，中央診療系業務半日，治験半日，病棟プレ実習4日間（DIニュース1日，診療報酬半日，災害医療半日，症例検討１日，TDM1日），東病院実習1日の計１2日間で行います．医療現場の中で実施される実習なので，現場の空気が体感できます．緊張感のある中でも，空気に飲まれず冷静に業務を見学，体験していく過程で，薬剤師の基本的な業務について習得していきます．

病棟1実習期間は，病棟の概要や病棟薬剤師業務を中心に学びます。病棟に服薬指導の見学に行ったり，病棟薬剤師に同行して，服薬指導以外の病棟業務について学んだり，服薬指導を見学した患者さんの使用している医薬品について調べたりします．医療現場や医薬品の商品名に慣れ，臨床で行われている薬物治療について理解を深めると共に，疾患についても学び，服薬指導の実践や症例解析に必要な基礎情報を習得します．学習した内容について学生同士で情報共有するために，病棟１最終日には報告会を行います。

病棟2，3実習期間中は，患者さんに対して薬剤管理指導を行います．症例解析時には文献検索も併せて行い，エビデンスに基づいた薬物治療の評価を行います．基本的に１～２人の学生が，１人の指導薬剤師に付き，服薬指導の実践を行ったり、患者モニタリング業務を体験します．症例解析はそれぞれの診療科に分かれて行いますが，最後の報告会は全員で行うため，自分の担当の病棟以外の病棟の症例についても学ぶことが出来ます．

病棟2，3の最終日には，症例報告会を行います．症例報告会では，プロブレムリストの中から，プロブレムを一つ選び，それについて詳しく調べ，根拠となる情報を提示しながら発表します．時間をかけて作成した資料に基づき発表が行われるため，聞いている他の学生も真剣です．発表の後には活発なディスカッションが行われます．

実習中および終了後にSGDを行っています。SGDにより自分が学び取った以上のことを、他の学生から学ぶことができます。SGDのテーマは、院内感染、医療安全、倫理についてです。

11週間おつかれさまでした。

”学習すること”とは、”変わること”だと改めて感じます。

教授挨拶

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