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5年生の研究室生活

感染制御室のラウンドに同行して、抗菌薬の適正使用や投与設計などを学んでいます。


こんにちは5年生の★です。
薬物治療学Ⅰの研究生活を簡単に紹介したいと思います。

1.研究室の概要
現在、薬物治療学Ⅰには5年生が9名所属しています。そのうち4名が研究室の先生に、5名は大学病院の薬剤師の先生に指導をしていただいています。研究室の仲間は面白くて知的好奇心が旺盛な人ばかりなので毎日が楽しいです。分からないことはお互い聞いたり調べたりして、ときにはふざけあいながら(笑)切磋琢磨しています。
先生は皆さん気さくで話しやすく、研究者としても薬剤師の先輩としても頼りがいのある方々ばかりです。研究初心者の私たちでも、1からしっかりと指導して下さるので、いつも感謝しかありません。

2.研究内容について
私は「Daptomycin(抗MRSA薬)の適正使用に関する研究」というテーマで、日々研究に没頭しています。主に行うことはカルテ調査で、1日中机に座ってパソコンと睨めっこです。指導して下さる先生とは1週間に1~2回ほどミーティングをして研究内容を確認し、次に行うことをディスカッションします。熱心に指導して下さる先生なので、とてもやりがいがあります。
他の5年生の研究テーマも、抗菌薬、抗癌剤、オピオイドや糖尿病治療薬に関することなど、医療の現場で実際に使用されている薬剤が研究対象なので、研究を進めていくことで自然と臨床現場のトレンドを知ることができます。

3.勉強会について
その年によって違いますが、私たちは研究室配属された直後に毎週1回勉強会がありました。薬物動態に関する内容を項目ごとに割り振られ、パワーポイントを使いプレゼンを行いました。内容は授業で学んだ内容+αくらいで難解ではなく、一読すれば理解できるのですが、相手に分かりやすく伝えるという作業が慣れていなく非常に勉強になりました。

4.薬物治療学Ⅰならではの特典
研究だけでなく、先生方々が実際に行っている病院業務を体験できます。私は感染管理室のラウンドに同行して、抗菌薬の適正使用や投与設計などを学んでいます。他にはバンコマイシンやテイコプラニンなどの血中濃度管理が必要な薬剤の血中モニタリング業務のお手伝いをして、薬物動態を実務として学んでいます。他のメンバーも病院内外の勉強会、DI業務やカンファレンスの見学など、病院で薬剤師が働く姿を実際に見ることができます。また、SAとして病院見学や事前実習のお手伝いをすることもあります。後輩に教えることで、自分自身の学びにも繋がると実感できます。詳しくはこちら

5.薬物治療学Ⅰの選択にあたって
 私は臨床研究と病院の薬剤師がどんな業務を行っているか気になっていたので薬物治療学Ⅰの研究室の門をたたきました。研究室に入ってみて、どちらもしっかりと身を持って経験できているので、選んでよかったと思います。
薬物治療学Ⅰは臨床研究をしたい人や病院薬剤師に興味がある人にはお勧めだと思います。興味のある方は、ぜひ薬物治療学Ⅰ研究室へお越しください!!

<薬物動態に関する勉強会>
・研究で必要な薬物動態学の基礎知識を養うために、テキストに基づいて配属学生が講師となり、勉強会を開催しています。

<感染管理室のラウンドへの同行>
・感染管理室は、施設内における感染症の発症を予防するための部署です。
毎週1回院内をラウンドし、院内感染対策の実施状況を確認すると共に改善に向けた指導を行っています。
薬剤師だけでなく、医師や看護師、臨床検査技師等、様々な職種の考え方や専門性を知ることができます。

5年生の1日

5:00  起床
5:30  海でサーフィン
7:30 登校
9:00  研究開始(カルテ調査、文献検索)
11:00 先生とMeeting
12:00 研究室の先輩と同期でランチ
13:00 研究再開
17:00 研究終了、帰宅
22:00 就寝



パソコンと睨めっこ中・・・

学生の研究部屋