臨床薬学系

科目名 薬剤学V 1単位  必修
学 年 4年 前期
責任者 広野 修一
担当者 広野 修一・合田 浩明

教育目標
 医薬品の有効性や安全性と密接に関係している製剤の物性や加工技術に関する物理化学的知識の重要性を認識する。その上で、薬剤師、医薬情報担当者あるいは医薬品開発研究者としての業務を円滑に行うための物理薬剤学に関する基礎知識と製剤物理化学的基礎技術を修得する。

授業内容
 物理薬剤学の根幹をなす均一系及び不均一系の基礎並びに関連製剤について下記の内容を学ぶ。

前 期
No 項   目 講  義  内  容
溶液と溶解(1) 溶液、溶解、可溶化と難溶化、束一性、解離平衡
溶液と溶解(2) 問題演習
液剤の安定性(1) 反応速度、医薬品の分解、製剤の安定性
液剤の安定性(2) 問題演習
溶液製剤 溶液製剤の特性、試験法
界面現象 分散系、界面張力、界面活性剤
レオロジー 構造粘性、粘弾性、懸濁性、乳剤
半固形製剤 半固形製剤の特性、試験法
固体の基礎的性質 結晶、非晶質固体、多形、相律、溶解和物
10 粉   体 粒子の計測、粉体の特性
11 固形製剤 固形製剤の特性、試験法
12 製剤加工 製剤加工、持続性製剤、プロドラッグなど
13 問題演習 界面現象、レオロジー、粉体など
14 トピックス 物理薬剤学のトピックス
15 評   価  

到達目標
1.均一系及び不均一系についての物理薬剤学的知識並びに問題解決能力を習得する。
2.製剤の特性、調製、試験法等の物理化学的背景を正しく理解する。

評価基準
 講義出席、試験、問題演習等により評価する。

(書  名) (著者・編者) (発行所)
教科書 プリントを製本したものを使用    
参考書 わかりやすい物理薬剤学 辻 彰 編集 廣川書店