生理学系 |
科目名 | 薬理学V | 1単位 必修 |
学 年 | 4年 前期 | |
責任者 | 石井 邦雄 | |
担当者 | 石井 邦雄・鹿児島 正豊 |
教育目標
薬剤師国家試験における薬理系及び薬物治療学系の問題に充分対応できる実力を養うために、出題基準に収載されている疾病の発症機序と病態に関する知識を身に付けるとともに、医薬品による予防・治療の方法とメカニズムを理解する。
授業内容
器官別に対象疾患を取り上げ、各疾患の病像が全体的に把握できるように解説を行いつつ、薬理学を土台にした薬物治療の実際を示し、実践的医療への応用力を涵養するよう指導する。
No | 項 目 | 講 義 内 容 |
1 | 心臓・血管系疾患(1) | 心不全・不整脈 |
2 | 〃 (2) | 虚血性心疾患 |
3 | 〃 (3) | 高血圧症(1) |
4 | 〃 (4) | 高血圧症(2)、低血圧症 |
5 | 中枢神経系疾患(1) | 脳内出血、脳梗塞、くも膜下出血、脳腫瘍 |
6 | 〃 (2) | てんかん、パーキンソン病、アルツハイマー病 |
7 | 〃 (3) | うつ病、躁病、精神分裂病、神経症、心身症 |
8 | 内分泌・代謝疾患(1) | 甲状腺の疾患、副腎の疾患、尿崩症、糖尿病 |
9 | 〃 (2) | 低血糖症、脂質代謝異常、高尿酸血症 |
10 | 感覚器疾患 | 緑内障、白内障、めまい、副鼻腔炎、扁桃炎 |
11 | 消化器疾患 | 上部消化管の疾患、小腸・大腸疾患、胆嚢の疾患 |
12 | 骨・関節疾患、呼吸器疾患 | 骨粗鬆症、慢性関節リウマチ、気管支喘息、肺結核 |
到達目標
1)国試出題基準に収載されている疾患の概略を説明できる。
2)それら疾患に対する薬物治療の実際を、薬理学的な根拠に基づいて説明できる。
3)同じ疾病に用いられる各種治療薬の長所・短所を挙げ、それらの特徴を比較することができる。
評価基準
定期試験。受講態度も参考にする。
(書 名) | (著者・編者) | (発行所) | |
教科書 | 薬物治療学 | 石井・越前・竹内 | 廣川書店 |
参考書 | 薬学生のエッセンシャルドラッグ | 神田・石井・矢後 | 廣川書店 |