生理学系

科目名 薬理学III 1単位 必修
学 年 3年 後期
責任者 佐々木 泰治
担当者 佐々木 泰治・内藤 康仁

教育目標
 中枢神経機能と病態を理解し、中枢薬の病態への適用の妥当性を理解する。オータコイド、内分泌性の生体制御を理解し、薬物投与の妥当性を理解する。

授業内容
 病態の解説を行い、その適用薬物の治療標的分子と病態・疾病の成因との関係を解説し、期待される治療効果を説明する。

後 期
No 項   目 講  義  内  容
中枢神経薬理、全身麻酔薬 中枢神経の生理(支配神経と受容体)とその作用薬
睡眠・誘眠薬、抗不安薬 薬物の中枢抑制作用及び作用点。GABAA作用薬
薬抗うつ薬、カテコールアミンと病態 病態抗うつ薬の薬理作用。ノルエピネフィリン、セロトニン神経の病態
抗精神薬、抗てんかん薬、筋弛緩 統合失調症(分裂症)・てんかんの病態生理と薬物の標的反応(作用機序)。ドパミン神経の病態
抗パーキンソン病薬、抗アルツハイマー病薬 応用抗パーキンソン病薬の薬理作用。ドパミン・アセチルコリン神経の病態への関与
麻薬性鎮痛薬、解熱鎮痛薬、抗炎症薬 麻薬性(中枢性)鎮痛薬の種類と薬理作用、末梢性鎮痛、抗炎症薬の薬理作用
オータコイド1 生体内で産生される活性物質、ホルモンとの区別
オータコイド2 オータコイドの作用機序と関連薬の薬理
血液系に作用する薬物 抗貧血薬、抗凝血薬、線溶薬の薬理、ビタミンK
10 抗糖尿病薬、抗甲状腺亢進症薬 抗糖尿病薬、甲状腺
11 内分泌系の薬物(I) 内分泌系の制御とホルモンの種類、ビタミンD
12 内分泌系の薬物(II) 内分泌系の制御とホルモンの種類
13 評  価  

到達目標
 病態要因を説明でき、適用薬物の標的反応(分子)の機能を説明できる。代表的な薬物の作用機序を説明できる。加えて、同効薬の作用を予測することができる。

評価基準
 試験にて達成度を評価する。

(書  名) (著者・編者) (発行所)
教科書 最新基礎薬理学
プリント配布
高木 敬次郎、亀山 勉 廣川書店
参考書 NEW薬理学
シンプル生理学
田中 千賀子、加藤 隆一
貴邑 冨久子、根来 英雄
南江堂
南江堂