臨床薬学系 |
科目名 | 化学療法学I | 1単位 必修 |
学 年 | 2年 後期 | |
責任者 | 田中 晴雄 | |
担当者 | 田中 晴雄・塩見 和朗・猪腰 淳嗣 |
教育目標
化学療法薬(抗生物質と合成化学療法薬を含む)に関する基礎知識(歴史、製造及び試験法、作用機序)を理解し、感染症治療への応用ができるようになるために必要とされる各種化学療法薬に関する基本的知識を身につける。
授業内容
化学療法薬が微生物に対して選択的に作用するメカニズムを解説した後、各種化学療法薬の諸性質と特徴(構造、作用機序、生物活性、副作用など)を解説する。
No. | 項 目 | 講 義 内 容 |
1 | 発展の歩み | 歴史的背景と化学療法の発展 |
2 | 概要 | 抗生物質と合成化学療法の概要 |
3 | 製造及び試験法 | 化学療法薬の探索法、製造法、試験法 |
4 | 作用機序I | 細胞壁合成阻害 |
5 | 作用機序II | たん白質合成阻害 |
6 | 作用機序III | DNA、RNA合成阻害 |
7 | 作用機序IV | 細胞質膜障害及びその他 |
8 | 抗細菌薬各論I | β−ラクラム系抗生物質 1.ペナム系 |
9 | 抗細菌薬各論II | β−ラクラム系抗生物質 2.セフェム系、その他 |
10 | 抗細菌薬各論III | アミノグリコシド系 |
11 | 抗細菌薬各論IV | マクロライド系、テトラサイクリン系 |
12 | 抗細菌薬各論V | ペプチド系、その他の抗細菌抗生物質 |
13 | 抗細菌薬各論VI | 合成化学療法薬(サルファ薬、キノロン薬、抗結核薬) |
14 | 評価 |
到達目標
化学療法薬の選択毒性の概念を説明できる。
化学療法薬の作用機序を説明し、代表的な化学療法剤を列挙することができる。
化学療法薬の構造、生物活性、副作用を説明できる。
評価基準
主として定期試験結果による。
(書 名) | (著者・編者) | (発行所) | |
教科書 | 微生物薬品化学 改訂第4版 | 上野・大村 監修 田中晴雄・土屋友房 編 |
南江堂 |
参考書 | 第14改正 日本薬局方解説書 | 広川書店 |