生理学系 |
科目名 | 薬理学I | 1単位 必修 |
学 年 | 2年 後期 | |
責任者 | 佐々木 泰治 | |
担当者 | 佐々木 泰治・内藤 康仁 |
教育目標
基礎的な薬力学、薬物動態学の講義を通し、薬理学という観念を理解する。細胞生物学、薬物受容体、及び細胞内情報伝達機序を学習することにより、薬物の作用機序を理解する。又、薬理作用を客観的、数量的に表現する方法と評価法の基礎を習得する。
授業内容
薬理学の基礎を理解するために、薬物の標的分子とその生理機能を解説し、薬物の効果を説明する。更に、自律神経系の概要を解説し、その受容体の機能を説明する。薬物効果の評価法を概説する。
No. | 項 目 | 講 義 内 容 |
1 | 総論(1) | 薬理学概説、薬物開発と能書の解説 |
2 | 総論(2) | 薬物の用法・体内動態と薬効発現 |
3 | 生体内情報伝達総論(1) | 細胞膜受容体の機能と情報伝達 |
4 | 生体内情報伝達総論(2) | 細胞内情報伝達 |
5 | イオンシグナル(1) | イオンチャンネルと膜電位変化 |
6 | イオンシグナル(2) | 膜電位変化と細胞機能の制御 |
7 | 生理活性物質(1) | 神経伝達物質とその機能 |
8 | 生理活性物質(2) | 神経伝達物質とその機能 |
9 | 生理活性物質(3) | オータコイド・ホルモン等 |
10 | 体性神経系作用薬 | 局所麻酔薬、末梢性筋弛緩薬 |
11 | 自律神経系(1) | 自律神経系の概要 |
12 | 自律神経系(2) | 神経伝達物質と受容体機能 |
13 | 評価 |
到達目標
簡単な薬理学解析法を使って、薬物の効力を計算することができる。基本的な生体内情報伝達機構を説明できる。体性神経作用薬を説明できる。自律神経系の概要とその受容体機能を説明できる。
評価基準
試験成績にて評価する。
(書 名) | (著者・編者) | (発行所) | |
教科書 | 最新基礎薬理学 | 高木敬次郎、亀山 勉 | 廣川書店 |
プリント配布 | |||
参考書 | NEW薬理学 | 田中千賀子、加藤隆一 | 南江堂 |
シンプル生理学 | 貴邑冨久子、根来英雄 | 南江堂 |