生物系

科目名 生薬学II 1単位  必修
学 年 2年 後期
責任者 吉川 孝文
担当者 吉川 孝文・浅田 善久・廣谷 正男・山田 陽城

教育目標
 生薬学Iに引き続き生薬の含有成分の構造と生合成及びその薬理活性、用途を理解する。植物由来の重要な医薬品について、同様に修得する。さらに漢方医薬学の基礎を理解する。最後に生薬の品質評価法について併行して行う実習により生物学的、化学的評価法を身につける。

授業内容
 生薬を含有成分別に取り上げ、詳しく解説する。植物由来の重要な医薬品の構造と機能、および漢方医薬学の基礎、生薬の品質評価法、特に化学的評価法について講義する。生薬成分の抽出、分離法、構造決定法について説明する。植物バイオテクノロジーの基礎と応用を説明する。

後 期
No. 項   目 講  義  内  容
成分別分類9 フェニルプロパノイド含有生薬(1) リグナン、クマリン
  〃  10 フェニルプロパノイド含有生薬(2) タンニン
  〃  11 アルカロイド含有生薬(1) 構造別分類
  〃  12 アルカロイド含有生薬(2) 種類
  〃  13 アルカロイド含有生薬(3) 医薬品
  〃  14 糖質、脂質、辛味成分、その他
漢方医薬学(1) 現代医療における漢方薬の役割
  〃  (2) 漢方薬の適応と薬効の作用機序、漢方薬の副作用
生薬の品質評価法(1) 形態学的評価法
10     〃    (2) 化学的評価法(1)
11     〃    (3) 化学的評価法(2)
12 植物成分解析法 植物成分の抽出と分離及び構造解析
13 評  価 試験とレポートにより評価する

到達目標
 個々の生薬について、基原、特徴、主要成分、用途等を説明できる。生薬の品質評価法の化学的な評価法(確認試験法)を列挙し説明できる。漢方医学の思想、特徴を理解する。

(書  名) (著者・編者) (発行所)
教科書 天然医薬資源学 吉川孝文 等共著 廣川書店
参考書 生薬学 北川 勲 等共著 廣川書店
日本薬局方解説書   廣川書店