化学系

科目名 無機化学 1単位 必修
学 年 1年 後期
責任者 厚東 伸佶
担当者 厚東 伸佶・長原 勝彦・倉澤 嘉久

教育目標
 代表的な無機化合物の化学構造と化学的性質に関する知識を習得する。陽イオンならびに陰イオンに関する情報を提供するために必要とされる無機化学に関する知識および技能を習得する。化学反応を電子レベルで理解し、無機―有機の反応機構を修得する。

授業内容
 (1)典型元素酸化物、酸素酸とその塩について、(2)陽・陰イオンの系統分析法の原理、(3)無機元素、ことに遷移金属元素と生体反応とのかかわりと医薬品や試薬として用いられる無機化合物について講述する。

後 期
No. 項   目 講 義 内 容
元素大別 電子殻構造と元素の性質との相関性
酸化物 典型元素とその酸化物
 〃   〃
酸素酸 酸素酸の構造と酸強度
イオンの系統分析 陽イオンの分類と確認
 〃   〃
定性分析 陰イオンなどの分類と確認
 〃   〃
確認試験、純度試験 日本薬局方における無機化学反応、無機イオン反応を利用する純度試験
10 酸化還元 反応機構(電子の授受)
11 重金属 有用金属と有害金属
12  〃 重金属錯体治療薬
13 無機工業薬品 医薬品工業を支える無機工業薬品
14 総   括  
15 評   価  

到達目標
 (1)典型元素各族の性格、(2)陽・陰イオンの性状、(3)日本薬局方における無機化学反応と生物活性金属の把握。

評価基準
 出席状況と講義内容の理解度により判定する。

(書  名) (著者・編者) (発行所)
参考書 第14改正日本薬局方解説書
一般化学(改訂版)
薬局方試験法(第6版)

長島・富田
梶 他
廣川書店
裳華房
廣川書店
その他 適宜、資料を配布する