微 生 物 学 教 室
教 授 檀原 宏文 danbarah@pharm.kitasato-u.ac.jp
助教授 岡田 信彦 okadan@pharm.kitasato-u.ac.jp
助 手 川上 貴敏 kawakamit@pharm.kitasato-u.ac.jp
助 手 後藤 英夫 gotoh@pharm.kitasato-u.ac.jp

主な研究テーマ

 細菌の病原因子とその感染機構について細胞レベルあるいは分子レベルで解明するとともに、感染による宿主側の防御機構についても研究を行っている。

  • Salmonellaにおける病原因子の探索:Salmonellaが宿主に対して感染を成立させるために必要な新規ビルレンス遺伝子の探索を行っている。特に、Salmonellaが生体内でのみ発現を必要とするビルレンス関連遺伝子群の同定を行っている。
  • Salmonellaのマクロファージによる殺菌抵抗性機構の分子遺伝学的解析:Salmonellaはマクロファージによる殺菌作用に対して抵抗性をもち、その細胞内で増 殖することができる。このマクロファージ内増殖に必須の遺伝子の解析とその発現調 節機構について分子遺伝学的手法を用いて解析している。
  • Salmonella感染における宿主の免疫応答に関する解析:Salmonellaは感染に伴い、レセプターを介して感染細胞内へシグナルを伝達し、様々な反応を惹起する。一般に感染を受けた細胞はそのシグナルを感知して、サイトカインなどを産生し局所的に炎症反応を起こす。この細菌と宿主の相互作用を、分子レベルで解明している。


2001年4月1日現在